タープが強風で飛ぶのを防ぐ張り方|風向き・角度・補強の基本

タープは日陰や雨をしのぐ便利なアイテムですが、強風にはもっとも弱いギアでもあります。「バサッと音を立ててあおり、気づいたらポールが折れていた」—そんな失敗は、タープの「張り方」を少し変えるだけで防げます。ポイントは風向き・高さ・補強の3つ。この記事では、初心者の方が強風の日にもタープを飛ばさずに使うための具体的なコツを、アレンジ別に解説します。

結論:タープは「風を逆らわず、低く逃がす」が鉄則

タープが飛ぶのは、布の面が風をもろに受けて揚力(上向きの力)が生まれるからです。つまり、風を正面から受ける面をできるだけ小さくし、高さを下げて風を上へ逃がしてやるのが基本戦略です。「しっかり高く張る」のは晴天無風の日だけ。風がある日は「低く・斜めに・小さく」が合言葉です。テントも含めた強風全般の考え方は{{LINK:guide}}にまとめているので、あわせて読むと理解が深まります。

ステップ1:風向きを読んで向きを決める

風向きを読んでタープを設営するキャンプ風景

タープ設営で最初にやるべきは、風がどちらから吹いているかを確かめることです。旗や木の揺れ、頂上の雲の動きを見れば風上・風下がわかります。タープは風上側を低く、風下側を高くして、風を布の上を滑らせるように設営します。

注意したいのは、タープを「風をさえぎる壁」のように使わないこと。風を正面からべったり受けると、セールのようにふくらんで一気に飛びます。風は「せき止める」のではなく「逃がす」意識を持ちましょう。風向きが讀めないほど強い日は、そもそもタープを張らないという判断も大切です。どの風速でやめるかの目安は{{LINK:ex1357|風が強いときのキャンプ中止の基準}}が参考になります。

ステップ2:低く張るアレンジ

風が強い日のタープは、通常よりポールを短くして全体を低く保ちます。代表的なアレンジを覚えておくと、現場で輷いません。

片流れ(ロースタイル)

一辺を地面に近づけて斜めに張る「片流れ」は、風上側を地面ギリギリまで下げることで風の抜け道をつくります。ソロや少人数のキャンプで使いやすく、雨風の日の定番です。

低めのフライシート張り

ポールを2本とも短くし、全体を低く平らに張る方法です。風を受けにくく、複数人での食事スペースにも向いています。ポールの代わりに車体や木を利用すると、風上側の弱点を減らせます。

テントと連結する「小上り」

テントの出入り口にタープの一辺を低く連結する「小上り」スタイルなら、風を受ける面積が小さく、雨の日でも出入りが濡れません。設営手順の全体像は{{LINK:pitch}}もあわせてどうぞ。

タープの風対策チェックリスト

  • ポールを通常より20〜30cm短くしているか
  • 風上側の面を低く下げているか
  • 主要な固定点をクロス打ちにしているか
  • ポールに上下2本のガイロープを取っているか
  • 予備のロープと長めペグを用意しているか

ステップ3:ポールとロープを補強する

ポールとロープを補強して低く張ったタープ

タープの破損は、布よりもポールの折れやロープの抜けから始まることがほとんどです。そこを補強すれば、同じタープでも耐えられる風速が上がります。

ポールには上下2本のロープ

メインポールには、32°方向に1本だけでなく、上部と中段に2本のガイロープを取ると、ポールの振れを抑えられます。振れやすいポールだと、振動でじりじりキャップが緩み、やがて折れる原因になります。

重要な固定点はクロス打ち

風上側のポール足やメインの固定点は、ペグを2本X字に打つクロス打ちで補強します。ペグが抜ける原因と正しい打ち方は{{LINK:peg}}で詳しく解説しています。

自在金具とゴムバンドで逃げをつくる

どうしても強い突風が吹く現場では、ロープの一部にゴムバンドを介させて「逃げ」をつくると、瞬間的な負荷を逃がしてポールの折損を防げます。上級者の定番テクニックです。

よくある質問

Q. タープは風速何メートルまで?
一般的には風速5〜6m/sが目安です。バタつきが強くなったら無理せず畳みましょう。

Q. ポールが折れたら?
予備ポールがあれば交換、なければ修理テープや丸太で添え木します。危険ならタープを一旦畳みましょう。

Q. 下からの風でバタつくのは?
風上側が高すぎる可能性があります。風上を下げて斜めにし、風を上に逃がしましょう。

Q. タープとテントはどちらを先に?
強風時はテントを先に設営・固定し、タープは余裕があればでOKです。

Q. 風に強いタープの形は?
ヘキサゴンやウイング型など、多点で固定できる形が有利です。{{LINK:choose}}で比較しています。

Q. 初心者がまず覚えるべきことは?
「風上を低く」「主要点はクロス打ち」の2つだけでも、タープの安定感は大きく変わります。

あわせて読みたい

  • {{LINK:guide}}
  • {{LINK:peg}}
  • {{LINK:pitch}}
  • {{LINK:choose}}
  • {{LINK:ex1388|風速7mでの快適なキャンプ術}}

まとめ

タープを強風で飛ばさないコツは、(1)風向きを読んで風上を低く、(2)低めのアレンジで面積を減らす、(3)ポールと重要点を補強する、の3つです。「高くしっかり」は無風の日だけと覚えておけば、判断に迷いません。強風の日は無理をせず、安全を最優先にしましょう。

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